ご無沙汰しております。久々にブログを更新します。
コロナ渦の中、イベント参加もまゝならず、ストレス一杯になり、解消を兼ねて、以前から気になっていたMG TD買っちゃいました。
前に、車仲間に「戦前車の様な形の車が欲しい」と言っていたら、「横浜の某革製品店のマスコットになっていた、真っ赤なMG TDにプライスが付いていて売りに出ているよ」と教えてもらい、早速確認に行き購入しました。
私も以前(20数年前)から、この真っ赤な車が店に展示してあったのは知っていましたが、まさか私の手元に来るとは想像出来ませんでした。
納車も、社長自ら積載車を運転し届けて戴きました。ありがとうございました。
話を聞くと、この車は平成6年にカルフォルニアから持って来て、国内登録しその後は1回も車検を通さず、店内展示していて動かなくなってしまったとの事です。
さすが、空調の効いている店舗保管の車だけあって、ボディーはしっかりしている様です。仕上げが楽しみです。しかし、大変失礼ですが、ボディーの艶は引けていて、メッキ部分はザラザラで先ずはひたすら1週間ボディー磨きをし、かなり納得の行く所まで仕上がりました。
次は機関関係ですが、最初は自分でコツコツと時間を掛けて直すつもりでしたが、何分古い車なので、以前より知り合いの、旧車に対して経験豊富なメカニックのSさんに手伝って貰う事にしました。
何とこの方83歳ですが、今の若い人以上に素早い動きで、手伝って貰うというよりもメインで、私が手先で進めています。
先ずはエンジン関係に取り掛かり、SUキャブの分解清掃ですが、意外や意外でかなり綺麗でビックリ!!!
中身も問題なく清掃だけでOKです。
次に、点火系ですが、先ずはプラグ交換、ポイントの擦り合わせで完了。
とりあえず、真っ黒いオイルを交換し、燃料フィルターの清掃完了。
冷却水を注入すると、アッパーホース・ロアホースからじゃじゃ漏れ。
ロアホースは国産車で合うのに交換したが、アッパーホースは非常に太く部品屋さんの在庫を探しても合うものが無く、純正部品で注文。
ここで、携行缶から直接キャブに燃料を入れエンジン始動、普通にエンジンがかかり、調子は良好。タベット音がうるさいので、調整し再始動でエンジンは全然大丈夫そうです。
次に燃料タンクに燃料を入れセルを回すと、電磁ポンプは動くが燃料が来ない。
燃料系を追いかけるとフロント部とリアタイヤ付近にもう一つ電磁ポンプがあり動かない。バイパスを作り試しに外して見ると、なんと燃料が送られ、エンジン始動。何の為に2つ付けたのかなー。
とりあえず、エンジン関係は終了。
次はブレーキに取り掛かるが、ブレーキペダルを踏むと、スカスカの状態。
マスターシリンダー内には全くのオイル気が無く、ブレーキシリンダーを外して見ると、前後全てのシリンダーは固着していて、全くダメ。
分解清掃し、カップ交換かなーと思ったが、固着がひどく分解不可能。
ブレーキだけに心配なので、新品交換で発注。
とりあえず、部品が来るまで、一時休憩です。
又、部品が来て再開したら、第2弾でアップするつもりです。
こんな状態ですが、ご興味のある方は、見学がてら遊びに来て下さい。
お待ちしております。